シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]作用機序、特徴、副作用

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シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]:ビタミンC欠乏症治療薬

 

疲れイラスト 

 

シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]は、ビタミンC欠乏症や色素沈着などに使用される薬です。

 

ビタミンCが不足すると、抵抗力が低下し、コラーゲンの合成ができなくなります。

 

ビタミンCは果物や野菜中に多く含まれ、レモンイチゴピーマンに多く含まれています。

 

ビタミンC食品 

 

しかし、ビタミンCは水溶性ビタミンであり、過剰に摂取した分は尿中から排泄されるため、過剰症が起こりにくい一方で体内に蓄えておくことはできません。
また、タバコや精神的ストレス・肉体的ストレスに伴う活性酸素を除去する際に必要であり、その環境によって必要量は変わってくるのです。

 

シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]の作用機序、特徴

ビタミンCとパントテン酸の配合薬であるシナール[アスコルビン酸/パントテン酸]は、医薬品としてはコラーゲンの生成による毛細血管抵抗の増強、メラニン色素の生成抑制作用、既成メラニン色素の還元作用を持っています。

 

シナールの作用①:コラーゲンの生成

ビタミンCが欠乏すると、コラーゲンの生成ができず、皮膚や骨、歯、血管に影響を及ぼします。
この疾患を壊血病と言います。

 

コラーゲンはタンパク質であり、その原料は、リジンプロリンと呼ばれる2つのアミノ酸です。

 

コラーゲン合成 

 

リジン、プロリンが水酸化を受け、ヒドロキシリジン、ヒドロキシプロリンの2つを生成し、これらが水素結合や架橋、3重らせん構造を形成し安定なコラーゲンとなるのです。

 

シナールの成分のひとつアスコルビン酸は、これら一連のコラーゲンの生成過程に補酵素として関わっているため、コラーゲンの生成には必須の成分であるとされています。

 

シナール作用機序 

 

やっくん

シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]は、コラーゲンの生成を助けることで、各組織の代謝を正常化します。

 

 

シナールの作用②:メラニン色素の生成抑制、無色化作用

メラニンとは、シミの原因である黒色色素です。
メラニンがなぜ生成するかというと、紫外線から身を守る防御機構のためです。

 

強力な紫外線を浴び続けると、皮膚は炎症を起こし、細胞は壊され皮膚がんの原因になります。
メラニンを生成すると、紫外線を吸収する作用があるため、皮膚の炎症や細胞の破壊を抑えることができるのです。

 

メラニンの原料は、チロシンと呼ばれるアミノ酸です。
紫外線を浴びると、表皮細胞のケラチノサイトが色素細胞のメラノサイトにメラニンを作るよう指令を出します。

メラニン合成 

 

上図のように、チロシナーゼと呼ばれる酵素を作り、チロシンをドーパキノンに変換し、ドーパキノンがさらにメラニンになり皮膚を防御します。

 

シナールは、ドーパキノンを還元する作用があり、メラニンの過剰な生成を抑制します。
また、すでに生成した黒色メラニンにも作用し、メラニンを無色化する働きも持っています。

 

シナール作用機序 

 

やっくん

シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]は、ドーパキノンを還元し過剰なメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすの生成や肌の黒色化を防ぎます。

 

シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]の副作用

シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]は、ビタミンC欠乏症や色素沈着の治療薬として、1966年に発売された薬です。

 

シナールの副作用としては、胃不快感、悪心・嘔吐、下痢などが知られています。

 

シナール[アスコルビン酸/パントテン酸]の禁忌

  • 特になし
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