セレジスト[タルチレリン]作用機序、特徴、副作用

2017年12月6日

けいれん薬イラスト

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セレジスト[タルチレリン]:脊髄小脳変性症治療薬

セレジスト[タルチレリン]は、脊髄小脳変性症の治療薬として使用されています。

脊髄小脳変性症とは?

脊髄小脳変性症では、後頭部の下部にある小脳が侵される疾患です。

小脳画像

小脳に腫瘍ができたり、血管障害、炎症によって正常に機能しないことが原因のひとつとされています。

小脳は、歩く、走る、食べる、話すなどの運動機能の指令に関与しています。

小脳働き

脊髄小脳変性症では、おもな症状として、これら運動機能が正常に働かない運動失調症状を生じます。

セレジスト[タルチレリン]の作用機序、特徴

脊髄小脳変性症は上述の通り、運動失調症状が主症状として現れます。

そのため、脊髄小脳変性症の治療は、運動失調症状に対して使用される対症療法です。

運動失調症状に対しては、TRH[甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン]が有効であることがわかっています。

TRH[甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン]とは?

TRHには、ホルモン作用中枢作用の2つの作用があります。

TRH2つの作用

ホルモン作用では、字のごとくTSH[甲状腺刺激ホルモン]を放出します。

放出したTSHによってさらに甲状腺ホルモンが放出され、体温調節など基礎代謝のバランスを取っているのです。

中枢作用では、機序は明確ではありませんが、神経系の中枢賦活作用を持っています。

TRHの作用によって、ドパミンやアセチルコリンなどの神経伝達物質の遊離を促進します。

セレジストは、TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)の誘導体[類縁体]です。

誘導体のため、ほとんどホルモン様作用を示さないように製剤設計されています。

セレジストは、中枢においてTRH受容体に結合後、アセチルコリン、ドパミン、ノルアドレナリン及びセロトニン神経系を活性化し、神経伝達をスムーズにすることで、運動失調症状を改善します。

セレジスト作用機序

やっくん

やっくん

セレジスト[タルチレリン]は、中枢のTRH[甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン]受容体を刺激することで、神経伝達系の活性化を行い、運動失調症状を改善します。

セレジスト[タルチレリン]の副作用

セレジスト[タルチレリン]は、脊髄小脳変性症の治療薬として、2000年に承認された薬です。

代表的な副作用としては、悪心[1.12%]、浮動性めまい[1.09%]、血中甲状腺刺激ホルモン増加[0.78%]、頭痛[0.44%]、腹部不快感[0.44%]などが挙げられます。

セレジスト[タルチレリン]の禁忌

  • 特になし

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