ミロル[レボブノロール]作用機序、特徴、副作用

2017年12月6日

目薬イラスト

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ミロル[レボブノロール]:緑内障治療薬

ミロル[レボブノロール]は緑内障の治療に使用される治療薬です。

緑内障は、眼の神経が障害されることで視野が狭くなり、重症の場合は失明してしまう眼の疾患です。

緑内障の患者は従来、眼圧の上昇が原因で視野が狭くなると考えられてきました。

しかし、現在では緑内障の中でも眼圧が正常な正常眼圧緑内障が最も多いと報告されています。

緑内障分類

これら緑内障は、初期症状に気づきにくく、症状を自覚する頃にはかなり病態が進行していると言われています。

緑内障症状

また、急激に眼圧が上がる緑内障発作を起こすと、眼痛や霧視、頭痛、嘔吐など眼以外にも症状が現れます

緑内障の原因

緑内障の原因は、はっきりとはわかっていませんが、眼房水と呼ばれる栄養を運ぶ水が眼の中に必要以上に溜まることが原因のひとつと言われています。

眼房水がたくさん作られる、あるいは上手く排泄できないと眼圧の上昇や視神経の圧迫を引き起こします。

緑内障原因

また、糖尿病やステロイド薬によっても緑内障が誘発されることもわかっています。

ミロル[レボブノロール]の作用機序、特徴

緑内障の原因ははっきりとわかっていませんが、緑内障の治療では、眼圧を下げることが非常に効果的ということがわかっています。

眼圧の上昇は、前述のとおり、眼房水が大量に産生されたり、うまく排泄できないことが原因です。

そのため、緑内障の治療薬は主に眼房水の排出促進薬産生抑制薬に分かれます。

ミロルは、主に眼房水の産生を抑制する作用があるため、緑内障の治療薬として使用されます。

ミロルは、αβ受容体遮断薬です。

なぜ、β受容体を阻害すると、眼圧が下がるかは現時点でははっきりとわかっていません。

β受容体を阻害することで、眼房水の産生を抑制し、眼圧が下がることがわかっています。

また、α1受容体を選択的に遮断し、ぶどう膜強膜流出経路からの眼房水排泄を促進する作用も持っています。

ミロル作用機序

やっくん

やっくん

ミロル[レボブノロール]は、α1、β受容体を阻害することで、
します。

ミロルの特徴:1日1回投与の持続性点眼薬

ミロルは、αβ遮断薬としては、初めての1日1回点眼薬です。

これは、レボブノロールの主代謝物であるジヒドロレボブノロールもβ受容体を遮断するため、持続的な作用を示すためです。

ミロル[レボブノロール]の副作用

ミロル[レボブノロール]は、緑内障の治療薬として、2001年に発売された薬です。

主な副作用としては、
しみる[1.75%]、眼痛[0.78%]、眼瞼炎[0.44%]、角膜炎[0.41%]、結膜充血[0.34%]、霧視[0.22%]、そう痒感[0.19%]、眼瞼発赤[0.13%]などが報告されています。

ミロル[レボブノロール]の禁忌

  • 気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴、重篤な慢性閉塞性肺疾患
    [β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、喘息発作の誘発・増悪がみられるおそれがあります。]
  • コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック(Ⅱ、Ⅲ度)、心原性ショック
    [β-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、これらの症状を増悪させるおそれがあります。]

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