エパデール[イコサペント酸エチル]作用機序・特徴:脂質異常症の薬

2017年12月5日

うつ病イラスト

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エパデール[イコサペント酸エチル]:脂質異常症[高脂血症]治療薬

エパデール[イコサペント酸エチル]は脂質異常症[高脂血症]の治療に使用される治療薬です。

脂質異常症は、糖尿病や高血圧と同様に、メタボリックシンドロームの診断基準に加えられる生活習慣病です。

血液中のLDL-コレステロール[悪玉コレステロール]やトリグリセリド[中性脂肪]が多かったり、HDL-コレステロール[善玉コレステロール]が少なくなっている状態を指します。

これらは、特に自覚症状がありませんが、主に血管が硬くなることで動脈硬化を引き起こしたり、血管の損傷や詰まりが起こりやすくなります。

そのため、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、脳出血などの血管に関連する疾患のリスクを高めるのです。

脂質異常症[高脂血症]の原因

脂質異常症は、生活習慣病と言われることから、その原因は食事と運動です。

食事では、脂のイメージが高い肉類だけでなく、ご飯やパン、スイーツなどの糖質も原因のひとつです。

なぜなら、必要以上の糖質は体内の脂肪合成に使用されるからです。

糖質脂肪酸合成

また、運動はカロリーの消費のみでなく、悪玉LDL-コレステロールを減らし、善玉HDL-コレステロールを増やす働きがあります。

エパデール[イコサペント酸エチル]の作用機序、特徴

脂質異常症の患者は、その原因である食事の改善や適度な運動が推奨されています。

それでも、十分にコレステロールや中性脂肪の数値が改善しない場合に、薬を服用します。

エパデールは、オメガ-3系の脂肪酸であるイコサペント酸エチルを有効成分とする脂質異常症の治療薬です。

トリグリセリドは、アセチルCoAから合成され、エネルギーが必要になるとβ酸化によりアセチルCoAを経てクエン酸回路でエネルギーを生成します。

トリグリセリド合成分解

エパデールは、肝臓中のトリグリセリドに働き、トリグリセリドの合成抑制、代謝促進作用に働きます。

エパデール作用機序

やっくん

やっくん

エパデール[イコサペント酸エチル]は、EPAを含有する薬で、トリグリセリドの合成抑制・代謝促進に働くことで、血中のトリグリセリドを低下させます。

エパデール[イコサペント酸エチル]の副作用

エパデール[イコサペント酸エチル]は、閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善薬として1990年に、脂質異常症の治療薬として、1994年に発売された比較的新しい薬です。

主な副作用としては、
悪心[0.44%]、嘔吐[0.07%]、腹部不快感[0.32%]、下痢[0.31%]、便秘[0.08%]等の胃腸障害、
発疹[0.22%]、そう痒症[0.17%]等の皮膚障害、
ALT(GPT)の増加[0.30%]、AST(GOT)の増加[0.22%]、皮下出血[0.04%]、血尿[0.01%]、貧血[0.17%]などが報告されています。

エパデール[イコサペント酸エチル]の禁忌

  • 出血している患者(血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血等)
    [止血が困難となるおそれがある。]

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