2016年診療報酬改定-後発医薬品使用の促進-

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後発医薬品の目標値

後発医薬品の普及は薬剤師の頑張りもあり順調に伸びています。
2015年9月時点では59.2%です。

 

後発医薬品数量シェア 

 

当初の目標は2017年度末までに60%以上とされていました。
その後、予想していた以上に後発医薬品が普及したためこの目標を1年前倒しにし、2016年度末までに60%以上とされました。

 

さらに、2017年半ばに70%以上、2020年度末までに80%以上とすることが新たな目標に加えられました。
これによってアメリカやドイツといった医療先進国の後発医薬品数量シェアに近づくことができます。[アメリカは90%、ドイツは80%超え]

 

これら後発医薬品の普及率は、数量シェアと呼ばれる割合で計算されています。

 

数量シェアとは

数量シェアとは使用量を規格単位[錠数やg、mLなど]で割った値を使用します。

 

数量シェアの計算方法は、

  • 数量シェア=後発医薬品/(後発医薬品のある先発医薬品+後発医薬品)

[経腸栄養剤や漢方薬などは除く]

 

 

今回はロキソニン錠のみ先発医薬品で、他のムコスタ、モーラステープ、アズノール軟膏はジェネリック医薬品でお渡しした場合の数量シェアを考えてみます。

数量シェア例 

 

上記の計算式に当てはめて…

  • 数量シェア=(42+70+60)/(42+42+70+60)=80%

と計算してはいけません!

 

このような計算方法では、内服薬よりも外用薬を後発医薬品に変更した方がより有利に働くからです。

 

ここで規格単位の登場です。
規格単位とは、薬価単位とも呼ばれ医薬品ごとに定められています。

規格単位
  • ロキソニン:1錠
  • ムコスタ:1錠
  • モーラステープ:1枚
  • アズノール軟膏10g

 

よって正しい計算式は

  • 数量シェア=42+70+6/42+42+70+6=74%

 

このようにして各医薬品間のバランスを考えた数量シェアという方法が後発医薬品の普及率の一つの指標として用いられています。

 

先発医薬品から後発医薬品に変更したきっかけ

後発医薬品の数量シェアが伸びた要因は、薬剤師の説明が大きく関係しています。

 

後発医薬品変更きっかけ

出典)診療報酬改定の結果検証に係る特別調査 

 

薬局薬剤師としては、後述する加算によって薬局の売り上げが上がり、患者さんの自己負担も減らせることから話を持ち出しやすいのです。

 

2016年診療報酬改定内容-後発医薬品-

調剤薬局における後発医薬品の算定条件はこれまでは55%以上、65%以上の2段階でした。

 

2016年度診療報酬改定では、2段階は変わりませんが、算定条件がそれぞれ65%以上、75%以上へと引き上げられました。

 

現行 改定後
後発医薬品調剤体制加算1(調剤数量割合55%以上) 18点 後発医薬品調剤体制加算1(調剤数量割合65%以上) 18点
後発医薬品調剤体制加算2(調剤数量割合65%以上) 22点 後発医薬品調剤体制加算2(調剤数量割合75%以上) 22点

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