サリグレン、エボザック[セビメリン]作用機序、特徴、副作用

2017年12月6日

のど渇く薬イラスト

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サリグレン、エボザック[セビメリン]:シェ―グレン症候群治療薬

サリグレン、エボザック[セビメリン]は、シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状に使用される治療薬です。

シェーグレン症候群は、関節リウマチ患者で多く約20%に発症することが知られています。

関節リウマチとは?

関節リウマチとは、身体の免疫反応が異常を起こすことで、自分自身の細胞を攻撃してしまう疾患です。

これを自己免疫疾患と言います。

なぜ免疫反応が異常を起こすかは、はっきりとはわかっていません。

関節リウマチの患者の多くは、血液検査においてリウマトイド因子・抗CCP抗体・赤沈などの値が高いことが知られています。

関節リウマチの症状は、

◆朝のこわばり:

朝起きたときに、手足が固まって動きにくくなります。

リウマトイド結節

◆手や足の関節の腫れ:
特に小関節からはじまります。

◆皮下結節[リウマトイド結節]:
ひじやひざの関節に大きいこぶのようなものができます。

シェ―グレン症候群とは?

シェ―グレン症候群も関節リウマチと同様自己免疫性疾患です。

主に涙腺や唾液腺が、何らかの原因で破壊され炎症を起こします。

根本的な関節リウマチ同様わかっていません。

シェ―グレン症候群の症状は、

◆ドライアイ:
涙腺の破壊により、目の乾燥が起こります。
◆ドライマウス:
唾液腺の破壊により、口の乾燥が起こります。
◆唾液腺の腫れ:
唾液腺が破壊され、慢性的な炎症症状が起こります。

サリグレン、エボザック[セビメリン]の作用機序、特徴

シェ―グレン症候群は、自己免疫疾患であり、根本的に治療する方法はありません。

そのため、対症療法として点眼薬や唾液の分泌促進薬が使用されます。

サリグレン、エボザックは、セビメリンを成分とするシェ―グレン症候群治療薬です。

セビメリンは、唾液腺におけるムスカリン性アセチルコリン[M3]受容体に高い親和性を示します。

サリグレン、エボザックは、副交感神経を刺激することによって唾液分泌を促進します。

抗コリン薬によって口腔内乾燥の副作用が起こることは、このためでもあります。

サリグレン、エボザック作用機序

やっくん

やっくん

サリグレン、エボザック[セビメリン]は、唾液腺におけるムスカリン性アセチルコリン受容体に作用することで、シェーグレン症候群に伴う乾燥症状を緩和します。

サリグレン、エボザック[セビメリン]の副作用

サリグレン、エボザック[セビメリン]は、シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善薬として、2001年に発売された薬です。

シェーグレン症候群は、関節リウマチ患者に多いことが知られています。
主な副作用としては、悪心[6.4%]、下痢[1.7%]等の胃腸障害、多汗[3.9%]等の皮膚及び皮下組織障害、めまい[0.9%]等の神経系障害、頻尿[1.2%]等の腎及び尿路障害、倦怠感[0.4%]等の全身障害、ALT(GPT)上昇[0.5%]などが知られています。

サリグレン、エボザック[セビメリン]の禁忌

  • 重篤な虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症等)
    [冠状動脈硬化に伴う狭窄所見を冠状動脈攣縮により増強し、虚血性心疾患の病態を悪化させるおそれがあります。]
  • 気管支喘息及び慢性閉塞性肺疾患
    [気管支収縮作用及び気管支粘液分泌亢進のため、症状を悪化させるおそれがあります。]
  • 消化管及び膀胱頸部に閉塞
    [消化管又は膀胱筋を収縮又は緊張させ、症状を悪化させるおそれがあります。]
  • てんかん[てんかん発作を起こすおそれがあります。]
  • パーキンソニズム又はパーキンソン病
    [パーキンソニズム又はパーキンソン病の症状を悪化させるおそれがあります。]
  • 虹彩炎[縮瞳が症状を悪化させるおそれがあります。]

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