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アスベリン[チペピジン]作用機序、特徴、副作用

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風邪イラスト

鎮咳薬として子供から大人まで使用される薬のひとつがアスベリン[チペピジン]です。

今回は、アスベリン[チペピジン]の作用機序、特徴、副作用について解説しています。

アスベリン[チペピジン]:鎮咳薬

アスベリン[チペピジン]は、かぜや気管支炎時の咳止め・鎮咳に使用される治療薬です。

咳は、基本的には異物を外に排出しようとして起こる生理現象です。

咳が起こる仕組み

例えば、かぜを引いたとき、ウイルスによって気管支が炎症を起こします。[上図①]

気管支には多くの刺激受容器[咳を感知するセンサー]が存在し、ウイルスによる刺激を感知し、脳にある咳中枢に伝わります。[上図②]

そして、咳中枢から呼吸筋に指令が伝わることで、咳が出るのです。[上図③]

これを咳反射と呼びます。

アスベリン[チペピジン]の作用機序、特徴

咳は、異物を外に排出するため、ヒトにとって重要な生理現象です。

とはいえ、1回の咳で約2kcal消費すると言われているため、かぜを引いているときや特に高齢者にはつらいものになります。

そのため、咳止め薬[鎮咳薬]が使用されるのです。

MEMO

アスベリンは、延髄咳中枢に対して作用する非麻薬性の咳止め治療薬です。

アスベリンは、脳中にある延髄に直接作用し、咳の感受性を低下させる作用を持っています。

アスベリン作用機序

やっくん

アスベリン[チペピジン]は、延髄に直接作用することで、咳の感受性を低下させ咳症状を改善します。

投与後1時間程度で効果を現し、約5~6時間持続するとされています。

アスベリン[チペピジン]の副作用

アスベリン[チペピジン]は、かぜや気管支炎時の咳止め・鎮咳の治療薬として、1959年に発売された古い薬です。

注意

主な副作用としては、食欲不振[1.1%]、便秘[0.5%]が挙げられます。

アスベリン[チペピジン]の禁忌

  • 特になし

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