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アコレート[ザフィルルカスト]作用機序、副作用、特徴

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花粉症薬イラスト

アレルギーの治療薬、アコレート[ザフィルルカスト]の作用機序、特徴、副作用について解説しています。

アコレート[ザフィルルカスト]:花粉症・アレルギー治療薬

アコレート[ザフィルルカスト]は花粉症などのアレルギー性鼻炎や気管支喘息の治療薬として使用されていました。

現在は、販売中止になっている薬であり、2015年3月末で経過措置が終了しています。

花粉症などのアレルギー反応は、体内で“ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン”といった生理活性物質を放出することが原因で起こります。

ロイコトリエンを例にどのようにアレルギー症状が起こるのかを見てみましょう。

ロイコトリエンの働き

花粉症・アレルギーの原因となるロイコトリエンは、アレルギー源が体内に入った際に肥満細胞から分泌され、ロイコトリエン[LT]受容体に働くことで、アレルギー源を除去するようにと働きます。

その結果、鼻づまりやくしゃみ、鼻水、喘息などの局所症状が発現するのです。

アレルギー反応原因2

アコレート[ザフィルルカスト]の作用機序、特徴

アレルギー症状を引き起こす原因物質であるヒスタミンやロイコトリエンといった生理活性物質をケミカルメディエータ―[化学伝達物質]と言います。

花粉症などのアレルギー反応は、体内でケミカルエディエーターを放出することが原因で起こります。

MEMO

アコレートは、ケミカルメディエーターの一種「ロイコトリエン」の作用を抑える薬です。

ロイコトリエンの受容体は1種類ではありませんが、アコレートは、それぞれの受容体に拮抗作用を示すことで、アレルギー症状や喘息症状を和らげるのです。

アコレート作用機序

やっくん

アコレート[ザフィルルカスト]ロイコトリエン受容体に拮抗作用を示すことで、花粉症やアレルギー症状、喘息症状を改善します。

アコレートは、アレグラアレジオンといった第二世代の抗ヒスタミン薬が示す、ケミカルメディエーター遊離抑制作用は示しません。

アコレート[ザフィルルカスト]の副作用

アコレート[ザフィルルカスト]は、2001年に気管支喘息の治療薬として承認された薬です。

現在はすでに販売中止薬であり、2015年3月末に経過措置が終了しています。

注意

代表的な副作用としては、肝機能異常(肝機能検査値異常を含む)[0.9%]、ALT(GPT)上昇[0.5%]、発疹[0.4%]、嘔気およびAST(GOT) 上昇[0.4%]などが挙げられます。

アコレート[ザフィルルカスト]の禁忌

  • アコレートによる肝障害の既往歴

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