調剤薬局では患者さんからまず処方箋を受け取ります。その際の注意点、確認事項をまとめています。
処方箋受付:初めての患者さんか、薬局に来たことがある患者さんか確認
処方箋の受付自体も調剤行為に含まれますが、実際は薬局の事務員さんが行うことが多いことかと思います。
特に事務員さんが行うことは問題ありませんが、その確認内容は知っておきましょう!
患者さんから処方箋を受け取るときの注意点は、
初めての患者さんか、これまでに薬局に来たことがある患者さんかです。
初めての患者さんの場合
どうしても2度手間になってしまいますが、病院やクリニックと同様、問診票を書いてもらう必要があります。
この問診票は非常に重要です。
- アレルギー、副作用歴
- 他にどんな薬を飲んでいるか?
- 妊娠中や授乳中か?
- お酒を飲むか?
- タバコを吸うか?
最低限これらを正確に把握しないと、大きな事故になる可能性があります。
2014年にはアレルギーによるアナフィラキシーショックが原因で、患者さんが死亡した例が報告されています。
http://apital.asahi.com/article/news/2014122700005.html
これら以外にも、何かあった場合の連絡先や既往歴、現病歴、運転などの危険作業の有無、市販薬やサプリメントの摂取状況なども聞き取ります。
薬局に来たことがある患者さんの場合
一度薬局に来たことがある患者さんの情報は、薬歴と呼ばれる書類に保管されてあります。
以前は紙上に手書きで書いていましたが、最近では、パソコン上に保存してある電子薬歴が主流になってきました。
初めて来た際に記入してもらった問診票の内容も保存されてあります。
もし新しい薬が処方された場合は、この薬歴中の情報で、
アレルギー歴を初めとした上記の5つの項目を確認する必要があります。