グリコヘモグロビン[HbA1c]の基準値:高い、低い、薬の副作用

2018年7月21日

糖尿病イラスト

糖尿病の診断で測定するいわゆる血糖値は、食事の内容や時間帯の影響を受けやすいため、なかなか一定の値を得ることができません。

そこで、最近使われる指標がグリコヘモグロビン=HbA1c[ヘモグロビンエーワンシー]なのです。

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グリコヘモグロビン[HbA1c]とは?

グリコヘモグロビンとは、名前のごとく”ヘモグロビン”に”グリコ=糖”が結合したものです。

ヘモグロビンは赤血球中に含まれ酸素と結合し、酸素の運搬に関わる色素タンパク質です。

糖尿病患者では、血液中の糖濃度=血糖値が慢性的に高くなっており、ヘモグロビンと糖が結合しやすくなります。

HbA1c原理

糖と結合したヘモグロビン=グリコヘモグロビンは、赤血球の寿命である約120日間離れることはありません。

つまり、食事の影響をうけず1-3ヶ月といった長期間の血糖コントロール値としてグリコヘモグロビン[HbA1c]は用いることができるのです。

グリコヘモグロビン[HbA1c]の基準値は、4.9-6.0%です。

貧血患者ではヘモグロビン値が低くなるため、HbA1c値も低くなる傾向があります。

[日本臨床検査協議会:共用基準範囲2014より]

グリコヘモグロビン[HbA1c]と関連する薬剤性の副作用

グリコヘモグロビン[HbA1c]の値に影響を与える薬剤はいくつか報告されています。

特に抗精神病薬は糖尿病患者には禁忌となっていますので、注意が必要です。

HbA1c高値を起こす薬剤
  • 抗精神病薬[アリピプラゾール、オランザピン、クエチアピン]
  • 副腎皮質ホルモン=ステロイド
  • 黄体ホルモン、卵胞ホルモン
  • インターフェロン
  • シクロスポリン、タクロリムス
  • テオフィリン
  • β刺激薬

[参考:検査値×処方箋の読み方 他]

参考書籍

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