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アドナ[カルバゾクロム]作用機序、特徴、副作用

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血管障害薬

止血剤として使用されるアドナ[カルバゾクロム]の作用機序、特徴、副作用について解説しています。

アドナ[カルバゾクロム]:止血薬

アドナ[カルバゾクロム]は出血傾向の患者さんに使用される止血薬として使用されています。

出血の起こしやすさに、血管透過性という概念があります。

通常、水分や低分子物質は血管壁を通過することができますが、アルブミンのような血漿タンパク質は通過することができません。(図.左)

血管透過性亢進

しかし、炎症など、なんらかの影響で血管透過性が亢進すると、タンパク質などの物質が血管外へ漏出します。(図.右)

この漏出状態が続くことで出血が起こるのです。

アドナ[カルバゾクロム]の作用機序、特徴

上述の通り、出血には、血管透過性の亢進が関わっています。

MEMO

アドナは血管透過性を抑制する止血薬です。

しかし、どのように血管透過性を抑制するのか?血管抵抗値を増強するのか?といったアドナの詳細な作用機序はわかっていません。

動物に対して、血管透過性の抑制、血管抵抗値の増強、出血時間の短縮が認められたと報告されています。

やっくん

アドナ[カルバゾクロム]は、血管透過性亢進を抑制し、血管抵抗値を増強することで、さまざまな疾患による出血を抑制し、止血します。

アドナ[カルバゾクロム]の副作用

アドナ[カルバゾクロム]は、眼底出血・腎出血・子宮出血などの止血薬として、1959年に発売された薬です。

注意

主な副作用としては、
食欲不振・胃部不快感[0.33%]などが挙げられます。

アドナ[カルバゾクロム]の禁忌

  • 特になし

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