エポジン[エポエチンベータ]作用機序、特徴、副作用

2017年12月7日

貧血イラスト

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エポジン[エポエチンベータ]:腎性貧血治療薬

エポジン[エポエチンベータ]は、腎性貧血に使用される薬です。

腎性貧血とは、その名の通り腎機能が悪くなることによって、エリスロポエチンの生成量が減少することによって生じる貧血です。

そのため高齢者や、透析患者に多い疾患となります。

エリスロポエチンの不足で起こる腎性貧血は、鉄の不足で起こる鉄欠乏性貧血と同様に、赤血球の産生量が少なくなっています。

つまり、ヘモグロビン量が減り、全身への酸素の供給が不足するため、脳や筋肉、心臓に酸素が行き渡らなくなり、疲れやめまいなど貧血症状を呈するのです。

エリスロポエチン働き

エリスロポエチンの主な働きは、赤血球への分化・増殖を促進することです。

骨髄造血系

赤血球生成の初期段階に作用し、後期赤芽球前駆細胞に作用してアポトーシスを抑制することで分化・増殖を促進しています。

エポジン[エポエチンベータ]の作用機序、特徴

エリスロポエチンは、前述の通り血液中の赤血球への分化・増殖を促進する成分です。

エポジンは、エポエチンベータを成分とするヒトエリスロポエチン製剤であり、腎性貧血に使用されます。

エポジンは、ヒト尿由来のエリスロポエチンと同等の構造特性並びに生物学的性質を持ちあわせています。

エポジンは、後期赤芽球前駆細胞に作用し、アポトーシスを抑制することで、赤血球への分化・増殖を促進します。

エポジン作用機序

やっくん

やっくん

エポジン[エポエチンベータ]は、後期赤芽球前駆細胞のアポトーシスを抑制することによって、腎性貧血症状を改善します。

エポジンとエスポーの違い、比較

エポジンの有効成分はエポエチンベータであり、エスポーの有効成分はエポエチンアルファです。

いずれもヒト尿中のエリスロポエチンと同等の構造、生物活性を有することが確認されています。

エリスロポエチンは、165個のアミノ酸とそれぞれを繋ぐ糖鎖からなっています。

エリスロポエチン構造

[協和発酵キリン(株) エスポー インタビューフォームより]

エポエチンアルファ、ベータいずれもアミノ酸配列は等しく、糖鎖のみわずかに異なるとされています。

中でも、エポエチンベータは、ヒト尿中のエリスロポエチンと糖鎖の位置、種類、組成比が同じであることが確認されています。

つまり、糖鎖の違いはありますが、それに伴う効果については大きな差異はないと考えられます。

エポジン[エポエチンベータ]の副作用

エポジン[エポエチンベータ]は、透析患者による腎性貧血の治療薬として、1990年に発売された古い薬です。

エポジンの副作用としては、血圧上昇(高血圧・高血圧悪化)[6.5%]、頭痛[2.6%]、AST(GOT)・ALT(GPT)上昇等の肝機能異常[0.8%]、そう痒感(症)[0.4%]等が報告されています。

エポジン[エポエチンベータ]の禁忌

  • 特になし

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