セレキノン[トリメブチン]作用機序、特徴、副作用

2017年12月5日

腹痛イラスト

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セレキノン[トリメブチン]:胃腸運動改善薬

セレキノン[トリメブチン]は、慢性胃炎に伴う、悪心や嘔吐、胸やけなど消化器症状の治療薬として使用されている薬です。

慢性胃炎は、攻撃因子と粘膜防御因子のバランスが崩れていることが原因です。

攻撃防御因子

攻撃因子:胃酸、ペプシン、喫煙、ストレス、ピロリ菌など
防御因子:粘液、粘膜血流、プロスタグランジンなど

 

胃潰瘍では、防御因子の減弱、慢性胃炎や十二指腸潰瘍では攻撃因子の増強が主な原因です。

慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の治療薬では、これら攻撃因子や防御因子に対して働きます。

慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の治療には、胃酸による胃や十二指腸への攻撃を防ぐ薬や、粘膜の防御を高める薬が使用されます。

セレキノン[トリメブチン]の作用機序、特徴

胃酸にペプシン、NSAIDsといった薬からの攻撃を守るために、胃の防御機構を高める薬はいくつかあります。

  • 胃粘膜保護作用にあるプロスタグランジンの合成を促進する薬
  • 胃の粘液を増やす薬
  • 胃粘膜の血流を高める薬

などが使用されます。

胃薬はこれらの作用を複数持ちあわせた薬が良く使用されます。

セレキノンの作用は少し変わっており、胃腸運動を調節する胃薬です。

胃腸運動が低下している際には、運動促進作用を示し、胃腸運動が亢進している際には、運動抑制作用を示します。

セレキノンの作用機序①:K+チャネル 、Ca2+チャネルの抑制

セレキノンは、直接胃腸の平滑筋に作用し、K+チャネルの抑制により胃腸運動を活発にします。

また、胃腸運動亢進時には、Ca2+チャネルの抑制により、胃腸運動をにします。

セレキノン作用機序

セレキノンの作用機序②:オピオイド受容体に作用

セレキノンは、アドレナリン作動性神経のμ受容体に作用し、ノルアドレナリン[NAd]の遊離を抑制することで、アセチルコリンの遊離を促進し、胃腸運動を活発にします。

また、胃腸運動亢進時には、アセチルコリン作動性神経のκ受容体に作用し、アセチルコリンの遊離を抑制し、胃腸運動を抑制します。

セレキノン作用機序

やっくん

やっくん

セレキノン[トリメブチン]は、直接的な胃腸平滑筋収縮・弛緩作用や、アセチルコリンの分泌促進・抑制作用により、胃腸運動の調節作用を示します。

セレキノン[トリメブチン]は、直接的な胃腸平滑筋収縮・弛緩作用や、アセチルコリンの分泌促進・抑制作用により、胃腸運動の調節作用を示します。

セレキノン[トリメブチン]の副作用

セレキノン[トリメブチン]は、悪心や嘔吐、胸やけなどの消化器症状の治療薬として、1984年に発売された薬です。

主な副作用としては、発疹[0.08%]、下痢[0.05%]、便秘[0.04%]、そう痒感[0.03%]、口渇[0.02%]などが挙げられます。

セレキノン[トリメブチン]の禁忌

  • 特になし

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