パントシン[パンテチン]作用機序、特徴、副作用

2017年12月7日

便秘薬イラスト

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パントシン[パンテチン]:パンテチン欠乏症治療薬

パントシン[パンテチン]は、パントテン酸欠乏症やそれに伴う脂質異常症、便秘症に使用される薬です。

パンテチンは、ビタミンB5とも呼ばれるパントテン酸から体内で合成されます。
補酵素A[CoA]の前駆物質であるため、糖代謝や脂質代謝、アセチルCoAの合成に関与しています。

そのためパンテチンが欠乏すると、代謝サイクルの乱れが起こり、さまざまな組織や細胞が上手く働かなくなるのです。

パントテン酸[ビタミンB5]は、レバー鶏肉納豆に多く含まれています。

ビタミンB5食品

パントテン酸は、通常の食事をしていれば不足することはありません。

妊婦や授乳時などに必要量が増えるため、不足する場合があります。

パントシン[パンテチン]の作用機序、特徴

パントシンの有効成分であるパンテチンは、補酵素A[CoA]の前駆物質です。

パントテン酸代謝

つまり、パンテチンの欠乏によって、CoAアセチルコリンが不足します。

CoAは脂肪酸のβ-酸化に関与している補酵素です。

脂肪酸のβ-酸化

体内に取り込まれた脂質は、中性脂肪[トリグリセリド]や遊離脂肪酸、リン脂質、コレステロールとして使用、貯蔵されます。
貯蔵されている脂質をエネルギーに変える場合は、主に3つの脂肪酸からなる中性脂肪[トリグリセリド]が代謝されることでエネルギーが作られます。
このとき、脂肪酸が代謝される過程のひとつをβ-酸化と呼びます。

β酸化

脂肪酸にCoAが結合し、アセチルCoAが生成されクエン酸回路でエネルギーに変換されるのです。

パントシン[パンテチン]は、パントテン酸欠乏症や脂質代謝異常、便秘症の治療に使用される薬です。

CoAの生成量を増やし、アセチルCoAやアセチルコリンの不足を改善することで脂質代謝を改善します。

また、アセチルコリン量を増やすことで副交感神経の働きを高め、腸管運動を活発にします。

パントシン作用機序

やっくん

やっくん

パントシン[パンテチン]は、CoAの前駆体であり、脂質代謝、腸管運動の改善に働きます。

パントシン[パンテチン]の副作用

パントシン[パンテチン]は、パンテチン欠乏症やそれに伴う脂質代謝異常、便秘の治療薬として、1966年に承認された薬です。

パントシンの副作用は、下痢・軟便、腹部膨満、嘔吐、食欲不振などが報告されています。

パントシン[パンテチン]の禁忌

  • 特になし

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