薬剤師の面接ではどのようなことを聞かれるのか?またどのようなことを聞くべきか?薬剤師が転職する際の面接対策をまとめています。
調剤薬局の面接の流れ:調剤室で確認すべきこと
調剤薬局の面接と言っても、基本的には企業のような緊迫感はありません。
薬剤師が不足している現在では、ほとんどの場合で内定を貰えます。
→2019年現在落とされるケースも増えてきました
そのため、面接時に店舗見学を案内されることがほとんどです。
実際に働いてみてのギャップを埋めるためにも、店舗内・調剤室で最低限確認すべきことを挙げておきます。
- 薬歴[電子薬歴or紙薬歴]
- 機械[メーカー、一包化の規模、粉の場合円盤か]
- ジェネリック医薬品の割合[高ければ医師との連携が取れている]
- 24時間開局[時間外勤務、待機の恐れあり]
- 在宅施設数[車の運転、往診同行]
- 休憩室の有無[休憩中に呼び出しの可能性]
- OTCの取り扱い[今後、推進されるためスペースが必要]
- 監査機器の有無[事務員のピッキング、一人薬剤師の可能性]
調剤薬局の面接で質問される項目
調剤薬局の面接では、内定が出ることが前提のため、同じような項目しか聞かれませんので、ある程度事前に準備していけば問題ありません。
特に何も聞かれることもなく、薬局を紹介されて終了ということもあります。
必ず準備したい項目と時間があれば考えておきたい項目の2つに分けてみました。
薬局面接時に必ず準備したい項目
- 自己紹介[職務経歴]
- 退職の理由
- なぜ当薬局を選んだのか
- 自分の長所・短所
- 給与・休日・勤務地の希望
- いくつか質問事項
最も重要なことは、退職の理由です。
これは、ネガティブな理由ではなくポジティブな理由でないといけません。
残業や休日の呼び出しが多いことが転職理由の場合を例にしてみましょう!
在宅を専門としている薬局のため、残業時間が月50時間を超えることが多く、自身のスキルアップに充てる時間が不足していました。
休日も電話対応や急な呼び出しがあるため、なかなか研修に行くこともできませんでした。
かねてから、プライマリ・ケア認定薬剤師に興味があったため、オンオフのはっきりしている御社で働きつつ、資格取得に向けて頑張りたいと思っています。
さと
このように、「残業、休日の呼び出し」といったネガティブな理由を、「資格取得」といったポジティブな理由に変換するように心がけてください。
時間があれば考えておきたい項目
- 在宅医療に興味があるか
- これまでの成功体験
- 薬剤師の仕事で嬉しかったこと、辛かったこと
これらのことを実体験を踏まえて話すことができると、採用側から是非入社して頂きたい薬剤師さんだなぁとなるかと思います。