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【血液検査】シスタチンC[Cys-C]の基準値:高い、低い、薬の副作用

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採血イラスト

腎臓は、尿を生成することで老廃物や薬剤の分解・排泄に関わっています。
また、血圧の調節やエリスロポエチン・VDの生成にも関わっています。

この腎機能の指標のひとつがシスタチンC[Cys-C]です。

今回は、血液検査値のひとつ、シスタチンC[Cys-C]の読み取り方を薬の副作用との関連性を含め解説しています。

シスタチンC[Cys-C]とは?

シスタチンC[Cys-C]とは、全身で産生される血清タンパク質です。

腎機能の指標のひとつであるクレアチニン[Cr]は、筋肉量によって変動するため、新しい指標として注目されています。
クレアチニン同様、糸球体でろ過はされますが尿細管における分泌は受けません。
そのため、GFRの推定にも使用されることがあります。

シスタチンC[Cys-C]の基準値は、0.5-0.9[mg/L]です。

[日本臨床検査協議会:共用基準範囲2014より]

腎機能低下や甲状腺機能亢進症で高値を示します。

シスタチンC[Cys-C]と関連する薬剤性の副作用

シスタチンC[Cys-C]を測定する際は、腎障害をきたす薬に注意する必要があります。

Cys-C高値を起こす薬剤 Cys-C低値を起こす薬剤
ステロイド シクロスポリン

[参考:検査値×処方箋の読み方 他]

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