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プロスタール[クロルマジノン]作用機序、特徴、副作用

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前立腺肥大症の治療薬、プロスタール[クロルマジノン]の作用機序、特徴、副作用について解説しています。

プロスタール[クロルマジノン]:前立腺肥大症治療薬

プロスタール[クロルマジノン]は、前立腺肥大症に伴う排尿困難の治療薬として使用されています。

前立腺肥大症とは?

前立腺とは、男性が持つ膀胱の下部にある生殖器であり、精液を作ったり、精子を守ったりといった働きをしています。

この前立腺が何らかの影響で大きく膨れがってしまい、尿が出にくくなってしまう病気が前立腺肥大症です。

前立腺肥大症の原因

前立腺肥大症の原因は、大きく2つに分けられます。

前立腺が大きくなる原因

前立腺そのものが大きくなりすぎている場合と、交感神経が過敏に緊張し尿道が狭くなっている場合です。

前立腺肥大症原因

  • 物理的な原因:前立腺そのものが大きくなる
  • 機能的な原因:交感神経の緊張

プロスタール[クロルマジノン]の作用機序、特徴

前立腺肥大症において、前立腺そのものが大きくなる原因は、男性ホルモンの働きであるとされています。

その中でも、テストステロンが5α還元酵素で代謝された、ジヒドロテストステロン[DHT]の量が増えると前立腺が腫れあがり、大きくなることがわかりました。

前立腺肥大ジヒドロテストステロン

MEMO

これら男性ホルモンをターゲットにした前立腺肥大症の薬がプロスタールです。

プロスタールは、男性ホルモンに対してさまざまな作用を示します。

  • 脳に働きかけるなどテストステロンそのものの産生低下
  • テストステロンの前立腺への選択的取り込み阻害
  • 5α還元酵素の活性低下
  • ジヒドロテストステロン[DHT]の受容体阻害

主にこれらの作用により、ジヒドロテストステロン[DHT]の活性を低下させます。

プロスタール作用機序

やっくん

プロスタール[クロルマジノン]は、ジヒドロテストステロン[DHT]の活性を低下させることで、前立腺の肥大を抑制し、前立腺肥大症に伴う排尿困難の治療に使用されます。

プロスタールは従来は25mgの薬しかありませんでしたが、1日1回投与が可能なプロスタールL50mgが現在一般的に使用されています。

プロスタール[クロルマジノン]の副作用

プロスタール[クロルマジノン]は、抗アンドロゲン作用を示す前立腺肥大症の治療薬として、1981年に日本で初めて発売された比較的古い薬です。

注意

主な副作用としては、インポテンス(陰萎を含む)[2.33%]、性欲減退[0.69%]、貧血[0.47%]などが挙げられます。

プロスタール[クロルマジノン]の禁忌

  • 重篤な肝障害、肝疾患

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