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ケイツー、グラケー[メナテトレノン/ビタミンK2]作用機序、特徴、副作用

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骨粗しょう症薬イラスト

ビタミンK製剤のひとつである、ケイツー、グラケー[メナテトレノン/ビタミンK2]の作用機序、特徴、副作用について解説しています。

ケイツー、グラケー[メナテトレノン]:骨粗しょう症治療薬

ケイツー、グラケー[メナテトレノン]は、骨粗鬆症に使用される薬です。

ビタミンKの作用

ビタミンKが不足すると、血液の凝固能の低下や骨代謝[リモデリング]の異常を引き起こします。

ビタミンKは食品中に含まれるビタミンK1、腸内細菌の働きによって合成されるビタミンK2、大量摂取で毒性のあるビタミンK3があります。

ビタミンK1は納豆や海藻、ホウレンソウに多く含まれています。

ビタミンK食品

そのため、基本的にはビタミンKが不足することはありません。

ビタミンKの不足は、抗生物質によって腸内細菌が死滅している場合や、腸内細菌のいない新生児期に起こります。

ケイツー、グラケー[メナテトレノン]の作用機序、特徴

ビタミンKは、主に血液の凝固能と骨の代謝の2つに影響を与えます。

ビタミンKの作用①:血液の凝固

血液の凝固にはさまざまな因子が関係しており、一連の流れを凝固系カスケードと言います。

凝固系カスケードvk

ビタミンKは、凝固系カスケード中の「プロトロンビン、X、IX、VII」の合成に関与しています。

ビタミンKの作用②:骨形成促進

骨は日々新しい骨に作り変わっています。

このことを、骨のリモデリングといい、新しく骨を作ることを骨形成、骨が分解されることを骨吸収と言います。

骨形成     骨吸収

ビタミンKには、オステオカルシンというタンパク質を正常化することで、骨形成を促進する作用が認められています。

ケイツー、グラケー作用機序

やっくん

ケイツー、グラケー[メナテトレノン]は、ビタミンKとして骨代謝を正常化することによって、骨粗しょう症の治療に使用されます。

ケイツー、グラケー[メナテトレノン]の副作用

ケイツー、グラケー[メナテトレノン]は、骨粗鬆症の治療薬として、1995年に発売された薬です。

ケイツー、グラケーの副作用としては、上腹部痛、発疹、下痢、頭痛などが知られています。

ケイツー、グラケー[メナテトレノン]の禁忌

  • ワーファリン[ワルファリンカリウム]

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