在宅医療で薬局薬剤師が学べること-門前調剤薬局との違い-

2017年12月8日

在宅医療における私のイメージとギャップについては、初めにご紹介しました。

門前薬局と在宅薬局では、仕事内容がまるで違います。そのため、薬剤師が在宅医療に慣れるには数ヶ月は必要です。

ここでは、門前薬局と在宅薬局の違いをわかりやすく表に示したいと思います。

在宅の中でも施設在宅の内容が主になります。

医師の立場で見ると、外来診療と訪問診療の違いとなります。

門前薬局と在宅薬局の違い

門前薬局 在宅薬局
患者さんとの契約 不要 同意が必要
[介護保険の場合重説と契約書も]
保険証の確認 原則不要 必要[介護保険の確認が必須]
患者さんの情報 初回アンケートにて 病院から発行される
診療情報提供書血液検査の結果を貰える
医師の処方意図 処方箋から読み取る
患者さんから聞く
往診同行があると直接医師に聞ける
処方箋の受け取り 患者さんから薬局で 医師から直接、施設や患者宅で
[FAXのみで後日郵送の場合もあり]
薬のお渡し 患者さんに薬局
要望があれば一包化してお渡し
施設や患者宅にお届け
原則一包化してお渡し
服薬指導対象者 患者さん 施設スタッフや介護者、家族
患者本人に指導することは稀
薬代の受け取り 患者さんから薬局で 銀行引き落としや施設にまとめて請求が主
個人宅の場合は、現金の場合も
薬お渡し後 患者さんから求めがある場合のみ対応 継続的に服薬状況や効果・副作用の発現、残薬の有無など観察
剤形変更や服薬ゼリーなどの提案
医師への情報提供 変わりなければ不要 報告書の提出が必要

個人的には、上記に挙げた中でも次の3つが大きく異なると考えています。

  1. 医師の処方意図がわかる
  2. 診療情報提供書や血液検査結果の確認
  3. 投薬後、薬が効いたか効いていないか患者状況のヒアリング

門前薬局在宅薬局違い

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在宅医療で他職種との関わりが増える

在宅医療においては、患者さんのみならず他の医療機関や介護施設のスタッフとの連携が必須になります。

薬剤師の仕事は薬局に限らずお薬を適切に取り扱うことです。

そのため、現場ではお薬の流れに沿ったやり取りが主になります。

このことは、お薬の流れを見てみるとわかりやすいでしょう!

薬流れ

門前薬局では、製薬会社が製造した薬を卸経由で購入します。

処方箋に従って外来患者に医療用医薬品を、一般消費者へはOTC医薬品を提供します。

このように薬局薬剤師は、お薬の流れで関与する製薬会社のMR、卸のMS、外来患者、一般消費者と日常的にかかわるのです。

MRやMSさんが薬局に頻繁に来られることが良い例かと思います。

それでは、訪問診療による在宅薬局の場合を見てみましょう!

在宅薬流れ

在宅薬局では、門前薬局の薬の流れに加えて赤で示したクリニック、介護施設との間でも薬のやり取りを行います。

クリニックの医師・看護師、介護施設の看護師・介護士さんなどとも日常的にかかわるのです。

医療連携

つまり、青で示した横の関係だけでなく赤で示した縦の関係も持つことになるのです。

現在は情報の共有方法が統一されていませんが、いずれICTの活用により多職種での情報共有がより簡便になると期待されています。

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