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【血液検査】総ビリルビン[T-Bil]の基準値:高い、低い、薬の副作用

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採血イラスト

肝臓は、老廃物や薬剤の分解・代謝に関わっています。
また、胆汁合成やビリルビン処理の場でもあります。

このページでは、血液検査値のひとつ、総ビリルビン[T-Bil]の読み取り方を薬の副作用との関連性を含め解説しています。

総ビリルビン[T-Bil]とは?

ビリルビンは、70%以上が古い赤血球の分解によって生成されます。[間接ビリルビン]
間接ビリルビンが血中のアルブミンと結合し、肝臓でグルクロン酸抱合され、胆管を経て腸管へ排出されます。[直接ビリルビン]

ビリルビン排泄経路

その後、便中へ排泄されたり、腸内細菌による分解、腸管循環により再利用などの経路をたどります。

間接ビリルビンと直接ビリルビンを合わせた値が総ビリルビン[T-Bil]です。

総ビリルビン[T-Bil]の基準値は、0.4-1.5[mg/dL]です。

[日本臨床検査協議会:共用基準範囲2014より]

総ビリルビン[T-Bil]と関連する薬剤性の副作用

肝機能障害を来たす薬剤は多く知られています。

また、プロポリス・クロレラ・ウコンなど健康食品やサプリメントなどにも注意が必要です。

T-Bil高値を起こす薬剤としては、抗てんかん薬、NSAIDs、抗菌薬、抗アレルギー薬、抗精神病薬、抗ガン剤などが挙げられます。

T-Bil高値を起こす薬剤
抗てんかん薬 フェノバルビタール

[参考:検査値×処方箋の読み方 他]

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